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こけし人形の買取を検討しているのですが、知識不足でどうしたらいいかわかりません。買取についてわかりやすく解説してほしいです。
この記事はこんな疑問を抱えている方が対象。
筆者はこれまでに沢山のこけし買取を利用してきました。
その経験から言うと、こけし人形は一部をのぞいて買取される可能性がきわめて高い品物です。特に戦前につくられた古いものは、最高で数百万円の値がつきます。
一方で大量生産されたお土産こけしは、価値が低いので買取されない可能性が高いです。
この記事では、こけし人形の買取についてまとめました。
こけし人形の買取について色々と把握したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
こけし人形の特徴
こけし人形は、円筒状の胴体に球形の大きな頭が乗っかった日本伝統の民芸品です。
![こけし人形](https://kokeshishobun.com/wp-content/uploads/2023/12/28436396_m.jpg)
こけし人形
おもに東北6県で作られてきた轆轤(ろくろ)でひいた木製の人形。円筒状の胴体に球形の大きな頭が乗っていて、顔と胴体に模様が描かれている。産地ごとに顔の表情や胴体の形や模様が異なり、11〜12の系統に分類される。
引用:こけし人形
こけし人形は大きく分けると、以下の3種類に分類されます。
伝統こけし | 伝統が受け継がれたオーソドックスなこけし人形です。戦前につくられたものは希少性が高く、買取価格が高くなります。 |
創作こけし | 自由な発想で作られたこけし人形全般です。人気作家がつくったものは、買取価格が高くなります。 |
お土産こけし | 観光客向けに大量生産された安価なこけし人形です。手軽に購入できる魅力がありますが、価値は高くありません。 |
このようにこけし人形は様々ですが、売れるものと売れないものがあります。
伝統こけしと創作こけしに関しては値段がつきますが、お土産こけしに関しては値段がつかないケースがほとんどです。
したがって、一部のこけしのみが買取されるという認識をもちましょう。
こけし人形の買取相場
こけし人形の買取相場は、種類によって大きく異なります。
伝統こけし | 数千~数百万円 |
創作こけし | 数千~数百万円 |
お土産こけし | 0~数百円 |
もっとも高く売れるのは戦前につくられた「伝統こけし」です。
なんとヤフオクでは300万円で落札されたものも。
![](https://kokeshishobun.com/wp-content/uploads/2023/12/こけしは高額なものになるといくらになる?-320x180.png)
有名作家のこけしも需要によって、数十万円以上で取引されるケースが多いです。
一方でお土産こけしは、値段がつかずに買取されないケースがほとんど。買取されたとしても、数十~数百円ほどでしょう。
こけしの買取価格が決まる要素
こけしの買取価格が決まる要素は、主に以下のとおりです。
- ①:製造された時期
- ②:作家
- ③:製造された場所
これはこけしの買取業者が共通して注目するポイントになります。
上記のなかで優れた要素があると、買取価格は高くなりやすいです。
ここでは3つの買取価格が決まる要素について解説します。
①:製造された時期
こけしのなかで買取価格が高くなりやすいものは以下のとおりです。
伝統こけし | 代々つたえられる特定の形や模様が特徴のこけし |
創作こけし | 型にはまらない自由な形が特徴のこけし |
特に買取価格が高くなりやすいのは、希少性がきわめて高い戦前につくられた「伝統こけし」です。
逆に戦後につくられたこけしに関しては製造過程が電動化されたこともあって、買取価格はそれなりといった印象をうけます。手作りのこけしほど価値が認められるわけです。
②:作家
有名なこけし作家がつくったこけしは、買取価格が高くなる傾向にあります。
一般的に伝統こけしをつくる職人のことを「工人(こうじん)」。創作こけしをつくる職人のことを「作家」と呼びますが、いずれも知名度が高い人物がつくると高い値がつきます。
有名なこけし工人については、以下のWikipediaを参照してみてください。
③:製造された場所
こけしの買取価格は、製造された場所によっても影響されます。
特に伝統こけしで知られる東北11系統で製造されたものは、高価買取が実現しやすいです。
伝統こけしで有名な地域は以下のとおり。
- 津軽系(青盛 温湯温泉)
- 南部系(岩手 花巻温泉)
- 木地山系(秋田 川連温泉)
- 鳴子系(宮城 鳴子温泉)
- 作並系(宮城 作並温泉)
- 遠刈田系(宮城 遠刈田温泉)
- 弥次郎系(宮城 鎌先温泉)
- 山形系(山形 天童温泉)
- 蔵王高湯系(山形 上山温泉)
- 肘折系(山形 肘折温泉)
- 土湯系(福島 土湯温泉)
引用:こけしの買取
買取業者はこういった製造された場所も査定のポイントにします。
こけし人形の買取におすすめの方法
こけし人形は種類によって買取価格が大きく異なるので、まずは専門業者に査定を依頼することが大切です。
査定を受けることで想像以上の高値になったり、売れないと諦めていたものに値がつく可能性があります(筆者はこのケースを何度か経験しています)。
こけし人形の買取を専門とする業者は、以下の要素から総合的に評価して適切な価格をつけるので、シンプルに需要があるこけし人形は相応かそれ以上の値段がつけられるわけです。
- 歴史
- 製作技法
- 地域性
もし買取を希望するこけし人形が複数ある場合は、専門業者の「宅配買取」をおすすめします。
宅配買取は完全にこちら都合で利用できるほか、査定は無料ですしキャンセル料もかかりません。(ただし、キャンセルに伴う商品の返送料(送料)はかかります)
宅配買取とおすすめの専門業者については、以下の記事でくわしく解説しています。興味がある方はぜひチェックしてみてください。
![](https://kokeshishobun.com/wp-content/uploads/2023/12/こけしの宅配買取でおすすめの業者2選-320x180.png)
こけし人形に関するQ&A
こけし人形に関するQ&Aについてまとめました。
問題の解決や情報収集にお役立てください。
Q1:こけしの高額作家が知りたい
A:こけしが高額になることで有名な作家は、主に以下のとおりです。
- 鳴子系こけし作家として定評のある大沼岩蔵
- 蔵王高湯系こけし作家として人気の我妻勝之助
- 棟方志功から「日本一のこけし」と評価された、津軽系こけし作家の盛秀太郎
- 土湯系こけし作家として評価の高い渡辺キン
Q2:古いこけしの値段ってどれくらいなの?
A:古いこけしの値段は本体の状態や価値によって大きく異なりますが、だいたい数千円から数万円の範囲で取引されることが一般的です。
オークファンの情報を参考にすると、5,000~15,000円ほど。しかし、状態の良いものだと30万円以上の値段がつくこともあるようです。
Q3:こけし買取業者のおすすめを教えてください
A:筆者が利用した買取業者のなかでは、COYASHがもっとも満足度が高かったです。
こけしはもちろんですが、日本人形や骨董品の買取においてすべて満足のいく取引ができています。
それに他社で断られたこけしも買取してくれるので、何としてでもこけしを売りたい人にもおすすめです。
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![](https://kokeshishobun.com/wp-content/uploads/2023/12/22164792-320x180.png)
まとめ
こけし人形は種類によって買取されるかどうかが決まります。
高価買取が実現しやすいものは「伝統こけし」と「創作こけし」ですが、お土産こけしも需要があるものに限っては値段がつく場合もあります。
したがってこけし人形の買取を検討する際は、こけしの買取を専門としている有名な業者に査定を依頼しましょう。
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