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こけしや日本人形が複数あって処分を考えているのですが、これらの品物は買取してもらえるのでしょうか?知識が乏しいのでわかりやすく教えてほしいです。
この記事はこんな疑問を抱えている方が対象。
筆者はこれまでに沢山のこけし買取を利用してきました。
その経験から言うと、こけしや日本人形は種類によって高値がつきやすい民芸品です。特に戦前につくられた古いこけしや日本人形は、数十万円以上で取引されたりします。
よって、これらを捨てようと思っていた場合は、ぜひ考えを改めてください。まずは専門業者の無料査定を利用して、買取価格を明らかにしましょう。
この記事では、こけしと日本人形の買取についてまとめました。
買取について色々と把握したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
こけしと日本人形の特徴
こけしと日本人形はどちらも日本を代表する民芸品です。
そのため、価値のあるものはさまざまな方面から注目されます。
まずはそんな「こけし」と「日本人形」の特徴から見ていきましょう。
こけしとは
こけしは江戸時代から製造される、大きな球状の顔と円筒の体が印象的な民芸品です。
![こけし](https://kokeshishobun.com/wp-content/uploads/2023/12/24857109_s.jpg)
こけし
こけしといってもいくつか種類があり、それぞれ希少性や価値が異なります。
伝統こけし | 代々受け継がれた製法によってつくられた伝統のこけし。 |
創作こけし | 自由な発想で製造された創作こけし。 |
お土産こけし | 観光客を対象に大量生産された安価なこけし。 |
このなかで高価買取が実現しやすいのは「伝統こけし」です。特に戦前に作られた古いものは、コレクターやファンが争奪戦を繰り広げるほどの需要があります。
一方で大量生産された安価なこけしは、価値が低いため買取が難しくなるケースがほとんどです。
日本人形とは
日本人形は、和服を着て日本髪を結った日本の伝統的な人形の総称。
![日本人形](https://kokeshishobun.com/wp-content/uploads/2023/12/1480048_s.jpg)
日本人形
日本人形もこけしと同様でさまざまな種類があります。
- 市松人形(いちまつにんぎょう)
- 木目込人形(きめこみにんぎょう)
- おやま人形
- 風俗人形(ふうぞくにんぎょう)
- やまと人形
- 御所人形(ごしょにんぎょう)
- 博多人形(はかたにんぎょう)
- 奈良人形(ならにんぎょう)
- こけし人形
- 御台人形(おだいにんぎょう)
高価買取が実現しやすいのは、古いものと有名作家が手がけたものです。
逆に買取が難しくなるのは、大量生産された安価な日本人形になります。
こけしと日本人形の買取相場
こけしと日本人形の買取相場は大きく異なります。
それぞれは別の品物と考え、それぞれの買取相場を把握したほうが取引しやすいはずです。
ここでは両者の買取相場について詳しく解説していきます。
こけしの買取相場
こけしの買取相場は、種類によって大きく異なります。
伝統こけし | 数万~数百万円 |
創作こけし | 数千~数百万円 |
お土産こけし | 0~数百円 |
上記はあくまで一般的な買取相場です。もっとも高く売れる戦前につくられた「伝統こけし」は、ヤフオクにて300万円で落札された過去もあります。
![](https://kokeshishobun.com/wp-content/uploads/2023/12/こけしは高額なものになるといくらになる?-320x180.png)
したがって戦前につくられた古いこけしは、高価買取を期待できるといっていいでしょう。
なかには価値を知らずに捨ててしまう人もいますが、それは非常にもったいないことです。もし手元の古いこけしを処分しようと思っているなら、捨てる前に専門業者の無料査定を利用してみてください。
捨てるのはそれからでも遅くはないです。
日本人形の買取相場
日本人形の一般的な買取相場は以下のとおり。
人形の種類 | 買取相場額 |
日本人形 (五月人形・市松人形・御所人形・雛人形など) | 0~20万円前後 |
有名作家がつくった人形 (人間国宝・平田郷陽など) | 500万円前後 |
一般的な日本人形に関しては、値段がつかないものもあります。しかし価値のある日本人形になると、数千~数十万円で買取されるケースが多いです。
高級な日本人形や作家がつくった人形になると、数万~数百万円の価格で取引されることもあります。
日本人形に関しても、古いからといって処分するのはもったいないです。まずは専門業者の無料査定を受けてから判断しましょう。
こけしや日本人形の買取価格が決まる要素
こけしや日本人形の買取価格が決まる要素は、主に以下のとおりです。
- ①:製造された時期
- ②:作家
- ③:製造された場所
これは買取業者がこぞって注目するポイントになります。
上記のなかで優れた要素があると、買取価格は高くなりやすいです。
ここでは3つの買取価格が決まる要素について解説します。
①:製造された時期
こけしや日本人形のなかで買取価格が高くなりやすいものは以下のとおりです。
伝統的なもの | 代々つたえられる特定の形や模様が特徴のこけしや日本人形 |
有名作家がつくったもの | 有名作家がつくった型にはまらない自由な形が特徴のこけしや日本人形 |
特に買取価格が高くなりやすいのは、希少性がきわめて高い戦前につくられた作品です。
逆に戦後につくられたものは大量生産されたものが多いため、買取価格はあまり伸びない印象をうけます。手作りの作品ほど価値が認められるわけです。
②:作家
有名な作家がつくったこけしや日本人形は、買取価格が高くなる傾向にあります。
有名なこけし工人については、以下を参照してみてください。
有名な人形作家については以下を参照してみてください。
人間国宝の作家
平田郷陽(ひらたごうよう)
野口園生(のぐちそのお)
秋山信子
鹿児島寿蔵(かごしまじゅじょう)
市橋とし子
林駒夫
人間国宝以外の作家
紺谷力
春木均夫(はるきただお)
佐野暁子
与勇輝(あたえゆうき)
三輪博子
引用:日本人形の種類には何がありますか?また人間国宝を始めとする有名な作家にはどんな人がいますか?
③:製造された場所
こけしや日本人形の買取価格は、製造された場所によっても影響されます。
こけしに関しては「伝統こけし」で知られる東北11系統で製造されたものは、高価買取が実現しやすいです。
伝統こけしで有名な地域は以下のとおり。
- 津軽系(青盛 温湯温泉)
- 南部系(岩手 花巻温泉)
- 木地山系(秋田 川連温泉)
- 鳴子系(宮城 鳴子温泉)
- 作並系(宮城 作並温泉)
- 遠刈田系(宮城 遠刈田温泉)
- 弥次郎系(宮城 鎌先温泉)
- 山形系(山形 天童温泉)
- 蔵王高湯系(山形 上山温泉)
- 肘折系(山形 肘折温泉)
- 土湯系(福島 土湯温泉)
引用:こけしの買取
日本人形に関しても同様で、雛人形で有名な埼玉県さいたま市の岩槻地域でつくられる「岩槻人形」や、京都でつくられる「京人形」はもはやブランド化しています。
買取業者はこういった製造された場所も査定のポイントにします。
こけしや日本人形の買取におすすめの方法
こけしや日本人形は買取価格が高くなりやすいです。
だからこそ、売りたい場合は信頼できる専門業者に査定を依頼しましょう。
こけしや日本人形の買取に特化した業者を利用すれば、正確な鑑定をしてくれます。リサイクルショップのように安く引き取られることもなければ、ネットフリマ・オークションのようにトラブルへ発展することもありません。
買取を専門とする業者は、以下の要素から適切な価格をつけてくれます。
- 歴史
- 製作技法
- 地域性
したがって需要があるこけしや日本人形は、相応かそれ以上の値段がつけられるわけです。
もし買取を検討しているこけしや日本人形がある場合は、信頼と実績がそろった専門業者に依頼しましょう。
専門業者の査定は完全にこちら都合で利用できるほか、手数料もキャンセル料もかかりません。忙しくて店頭へ足を運べない場合は「出張買取」も無料で利用できます。
専門業者がおすすめな理由については、以下の記事でくわしく解説しています。興味がある方はぜひチェックしてみてください。
![](https://kokeshishobun.com/wp-content/uploads/2023/12/こけしを売りたいなら買取業者がおすすめ-320x180.png)
こけしや日本人形に関するQ&A
こけしや日本人形に関するQ&Aについてまとめました。
問題の解決や情報収集にお役立てください。
Q1:民芸品こけしは買取が厳しいと聞いたけど?
A:はい。大量生産された安価な民芸品こけしに関しては、買取される確率はきわめて低いです。
一般的に価値が低いものは、値段をつけることができません。したがって、業者は買取を拒否することがあります。
とはいえ、民芸品こけしのなかでも需要があるものは存在します。こういったものは値段がつけられる可能性があるので、無料査定を利用して確かめてみましょう。
Q2:古いこけしの買取価格はどれくらいですか?
A:古いこけしの買取価格は条件によってさまざまですが、一般的には数千~数万円ほどが相場になると思います。
オークファンの情報によると、古いこけし一体の値段は5,000~15,000円ほど。しかし、状態の良いものだと、30万円以上の値段がつくケースもあります。
Q3:こけしが高額になりやすい作家を教えて
A:こけしが高額になりやすい作家は、主に以下のとおりです。
- 鳴子系こけし作家として定評のある大沼岩蔵
- 蔵王高湯系こけし作家として人気の我妻勝之助
- 棟方志功から「日本一のこけし」と評価された、津軽系こけし作家の盛秀太郎
- 土湯系こけし作家として評価の高い渡辺キン
まとめ
こけしや日本人形は種類によって高価買取が期待できます。
特に戦前につくられたものは数十万円以上の値段がつく可能性があるので、捨てるという選択肢は査定後に判断したほうがいいでしょう。
また、こけしや日本人形の査定を依頼する際は、それぞれの買取を専門としていて、信頼と実績のある業者に査定を依頼することが重要です。
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