こけしは高額なものになるといくらになる?

こけしは高額なものになるといくらになる? こけしの買取

こけしは高額になるものもあると聞きました。どれほどまで高くなるのか興味があるので、くわしく解説してくれると嬉しいです。

この記事はこんな疑問を抱えている方が対象。

筆者はこれまでに沢山のこけし収集と処分に携わってきました。

この記事を書いた人
松吉

人形の処分がわりと身近な環境で生活をしているヒトです。これまでに沢山の人形供養と処分・遺品整理に携わってきました。このブログではその経験を包み隠さずシェアしていこうと思います。

【当ブログ記事の信頼性】
①:筆者の人形供養と処分・遺品整理に携わった歴は10年(現在進行形)
②:骨董品収集と取引歴は15年以上
③:人形供養と処分・遺品整理に関する情報を日々リサーチしている

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結論からいうと、価値のあるこけしなら数十万円以上で取引されます。もっと言えば、かつてヤフオク(Yahoo!オークション)では400万円以上で落札されたことも。

高額になりやすいこけしは以下のとおりです。

  • ①:伝統こけし
  • ②:古いこけし
  • ③:有名作家がつくったこけし

ただし、数十万円以上の値段がつくものはかなり希少です。

この記事では、そんな高額になりやすいこけしについてまとめました。

こけしの値段について知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。

こけしは高額なものになると数百万円の値がつく

こけしといっても種類はさまざまです。

高額に分類されるものは、いわゆる希少性がきわめて高いものになります。

一般的な価値のあるこけしは、高くても数万円ほどの値段です。しかし、戦前の古いこけしになると数百万円以上の値段になることも珍しくありません。

ここでは高額になった事例をいくつか紹介します。

ヤフオク(Yahoo!オークション)で400万円の値がついた例

ヤフオク(Yahoo!オークション)では、かつて1体400万円で落札されたこけしがあります。

こけしの講座で専門家に話を聞くと、昨年ヤフオク!で一番高く売れたこけしは、何と1体400万円ということです。オークファンで検索してみると、数十万円から数百万円のこけしがかなりの数、落札されています。

引用:《骨董買取の技法7》一体400万円落札の「こけし」も

数百万円という高額なこけしはなかなかありませんが、コレクターが欲しいタイプになると市場価格よりも高い値段がつく可能性があります。

有名作家がつくったこけしは100万円以上で取引される

有名なこけし作家にはファンが多いです。
したがって、ファンとコレクターによる争奪戦がはじまります。

たとえば、人気のこけし作家・佐藤英太郎さんの作品には、100万円以上の値段がつくものも。

このように、人気作家がつくったこけしも高額になりやすいといえます。

高額になりやすいこけしの種類

高額になりやすいこけしは、一般的に以下のとおりです。

  • ①:伝統こけし
  • ②:古いこけし
  • ③:有名作家がつくったこけし

こけしの価値を判断する基準はいくつかありますが、そのなかでも重要といえるのが「歴史」と「作り手」です。

高額なこけしには、一般的なものには見られない要素があります。これこそがファンやコレクターたちを魅了し、お金を動かす理由です。

ここでは上記3つの高額になりやすいこけしを紹介します。

①:伝統こけし

伝統こけしは地域の特色を持ちつつも、製法やスタイルに特徴があります。

【伝統こけし】とは、日本の東北地方でのみで制作される、木製の人形です。12の系統で分類されており、産地ごとに個性的な特徴を持ちます。中でも宮城県が最も系統の多い県となっております。

【宮城県‐鳴子系・遠刈田系・弥治郎系・作並系】
【青森県‐津軽系】
【秋田県‐木地山系】
【岩手県‐南部系】
【山形県‐山形系・肘折系・蔵王高湯系】
【福島県‐土湯系・中ノ沢系】

伝統こけしは多種多様の形状や描彩が創作され、師匠から弟子へ受け継がれています。

引用:伝統こけし-Traditional Kokeshi

高額になりやすい伝統こけしは戦前に作られたもの。これらは歴史を感じさせる風貌と、当時の繊細な仕上がりが特徴です。

②:古いこけし

古いこけしは、主に戦前に作られたものの総称です。
希少価値が高いため、高額で取引されます。

しかし、古いこけしは見た目が古く汚れているという理由から、その価値が見落とされるケースもあります。なかには数十万円以上の価値をもつこけしを捨ててしまった・・・なんて人もいるほどです。

③:有名作家がつくったこけし

有名なこけし作家によって作られたこけしは、技術の高さと芸術性から価値があります。

評価される基準は作家や作品によって異なりますが、作家の人気や限定品、珍しい作品は高額になる可能性がきわめて高いです。

最近ではモダンなこけし作家の人気も急上昇しています。

価値のあるこけしの買取は高額になる可能性が高い

価値のあるこけしは、以下の理由から高額で買取される可能性が高いです。

理由説明
希少性が高いから古いこけしや有名作家がつくったこけしは希少性が高いので、コレクター間での需要が強いです。したがって高価買取を期待できます。
芸術性と技術が評価されるから高い技術と独自の芸術性を持つこけしは、その価値を認識する愛好家やコレクターから高く評価されます。
シンプルにコレクターが多い価値のあるこけしを収集するコレクターはけっこういらっしゃいます。彼らの目にとまれば、すぐさま売れる可能性が高いです。

もし、価値のあるこけしの売却を検討している場合は、高価買取が実現しやすい専門業者に無料査定を依頼してみてください。

具体的な業者については以下の記事で解説しています。

こけしの高価買取を期待しやすい専門業者3選
こけしの高価買取を期待しやすい専門業者3選をまとめました。「COYASH」「獏(バク)」「福ちゃん」は業界でも有名で利用者からの満足度も非常に高いです。この記事ではこれらの業者の特徴やメリット・注意点について解説しています。

こけしと高額に関するQ&A

こけしと高額というテーマに関するQ&Aをまとめました。

悩みを解消したい場合や、ヒントを得たい場合にご活用ください。

Q1:こけし作家の一覧が見たい

A:こけし作家の一覧を一目でチェックしたい場合は、Wikipediaが便利です。

あくまで「系統別代表工人」の一覧になりますが、有名作家をかんたんにインプットできます。

こけし工人 - Wikipedia

Q2:こけし作家のサインが読めない場合はどうしたらいい?

A:こけし作家のサインは、達筆もしくはユニークなものが多いです。

したがって、素人がサインを解読するのはきわめて難しいといえます。

そんなときは、こけしの鑑定に強い専門業者の無料査定を利用しましょう。そうすれば、お金をかけることなくサインを書いた作家を特定できます。

Q3:こけしの買取価格をおしえて

A:こけしの買取価格は、以下の条件に左右されます。

  • 作家
  • 年代
  • 状態

一般的なこけしの買取相場は数千円ほどですが、有名作家がつくった価値のあるこけしは数万円以上になるケースも多いです。

 有名作家がつくったこけしの買取相場

こけしの種類状態買取相場
こけし作品 棟方志功作難有/サイン有/箱無し21000円~38000円
こけし 盛秀太郎作印・描き銘有/箱無し11000円~27000円
こけし 陳野原和紀作描き銘有/箱無し6000円~11000円
こけし 佐藤正廣作描き銘有/箱無し18000円~31000円
こけし 宮本永吉作描き銘有/箱無し31000円~55000円

引用:おすすめこけし買取業者とは?こけしを高く売るコツと高価買取ポイントをご紹介

まとめ

こけしは高額なものになるといくらになるのか解説しました。

高額になるポテンシャルをもったこけしは以下のとおりです。

  • ①:伝統こけし
  • ②:古いこけし
  • ③:有名作家がつくったこけし

これらを所有していて買取を検討する場合は、こけしの専門知識が高く実績のある専門業者を選びましょう。

こけしの高価買取を期待しやすい専門業者3選
こけしの高価買取を期待しやすい専門業者3選をまとめました。「COYASH」「獏(バク)」「福ちゃん」は業界でも有名で利用者からの満足度も非常に高いです。この記事ではこれらの業者の特徴やメリット・注意点について解説しています。

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