こけしの処分を検討しているのですが、その前に供養すべきかどうか悩んでいます。やはり人形系は供養をしたほうがいいでしょうか？
この記事はこんな疑問を抱えている方が対象。
筆者はこれまでに沢山のこけし処分に携わってきました。
その経験から言うと、こけしの供養はその人の価値観や宗教観によって答えが変わります。もし、捨てることに対して少しでも罪悪感があるなら供養をしたほうがいいです。
こけしの供養方法はいくつかあります。
- ①：自分で供養する
- ②：神社で供養してもらう
- ③：こけし供養祭に参加する
- ④：宅配供養サービスを利用する
選択肢は豊富なので、あなたにとって最適な方法を選びましょう。
この記事では、こけし処分には供養が必要かどうかについてまとめました。
供養をすべきかどうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
こけしは処分する前に供養すべき？
こけしは江戸時代からお土産として販売されている、日本では定番の民芸品です。
もっといえば、こけしは一部の地域で「子授けの縁起物」として扱われています。
こけしは江戸時代の後期ころから、温泉地で土産物として売られるようになった木製の人形です。当時のこけしは、子どもの手に渡り、おもちゃの人形として扱われ、おままごとにも使われました。しかし、大正時代に入ると新しいおもちゃが登場し、こけしは衰退することに。ただ、その後は民芸品や美術品として評価され、現在もお土産やコレクター商品として人気があります。
また、子授けの縁起物として、こけしが扱われた地域も存在します。
こけしは処分する前に供養が必要かどうか。
その答えは、あなたの価値観と宗教観が導き出してくれるはずです。
簡潔にまとめるなら、こけしに思い入れがあって処分に抵抗がある場合は、供養を検討すべきです。逆に処分に対して何の抵抗もない場合は、そのまま手放しても問題ありません。
あなたの素直に気持ちにしたがえばいいだけです。
こけしの供養方法
こけしの供養方法は以下のとおりです。
- ①：自分で供養する
- ②：神社で供養してもらう
- ③：こけし供養祭に参加する
- ④：宅配供養サービスを利用する
選択肢は4つあるので、あなたの希望に合う方法を選びましょう。
それでは、上記の供養方法について解説していきます。
①：自分で供養する
こけしをごみとして処分することは決めているものの、そのまま捨てるには抵抗があるというケースは珍しくありません。
そんな時は、自分でできる簡易な供養を行いましょう。
自分で供養する方法
- 清めるための塩を用意する
- こけしに塩を振って清める
- 感謝の気持ちをつたえる
- こけしをタオルなどに包む
- 指定のごみ袋にいれて出す
こけしの処分に対する考え方はそれぞれですが、ごみとして捨てる場合はこういった簡易なお別れをするだけでも十分といわれています。
こけしを捨てる際は、ある程度は供養を行いたいところでしょう。処分する前に、綺麗に拭いて塩で清め、紙か布に包むだけでも、心さえこもっていれば立派な供養だと言えます。
お別れを済ませたら、ごみ袋にいれて処分しましょう。
②：神社で供養してもらう
こけしの供養は、人形供養に対応している神社に依頼できます。
Googleマップの現在地から「人形供養」で検索すれば、該当する神社がいくつかヒットするはずです。それらの情報をチェックして厳選しましょう。
神社での供養は、神主によるたしかな儀式が行われます。
こけしをしっかりと供養して処分したい場合は、第一候補として検討すべきです。
③：こけし供養祭に参加する
こけしの供養は、地域で開催される「人形供養祭」や「こけし供養祭」に参加することでお焚き上げしてもらうことができます。
人形供養祭に関しては、神社の公式サイトや葬儀ホール、新聞、チラシなどで確認することができます。こけし供養祭は、鳴子温泉神社の公式サイトなどで確認することが可能です。
こけし供養祭は、お焚き上げ供養をしてほしいこけしを全国から受け付けています。希望する場合は、こけしを段ボールなどにつめて配送しましょう。
供養を希望される場合には、こけしを事前にお預かりしますので、事務局あてに持参または郵送(郵送費用はご負担下さい。)して下さい。
＊『こけし供養』と明記した段ボール箱や袋などに入れてください。
なお、こけし以外の玩具などは対象外となります。
(お送りいただいたり持参いただいた場合は着払いにて返却させていただきます。)
④：宅配供養サービスを利用する
こけしの供養は、Amazonなどで販売されている「宅配供養サービス」でも実現できます。
宅配供養サービスはその名のとおり、専用キットを購入し、こけしを詰めて送るだけで供養してくれる現代ならではのサービスです。
供養はしっかりと行われるほか、供養が完了したら通知が届くので安心して利用できます。
多忙な場合や対面を避けたい場合におすすめです。
こけしの処分方法は供養以外にもある？
こけしの処分方法は供養だけではありません。
以下の方法もあります。
- 寄付
- 不用品回収
- 買取
こけしをこの先も誰かに大切にしてもらいたい場合は「寄付」。ほかにも処分したい不用品が大量にある場合は「不用品回収」がおすすめです。
そして、こけしを売って現金化したい場合は「買取」を検討するといいでしょう。
こけしの処分方法に関しては、以下の記事でくわしく解説しています。興味がある方はぜひチェックしてみてください。
こけし処分と供養に関するQ&A
こけし処分と供養に関するQ&Aについてまとめました。
悩みの解消やヒントにお役立てください。
Q1：こけしは引き取りしてもらえますか？
A：こけしの引き取りは、無料で引き取りしてくれるサービスや施設、買取業者を利用することで可能です。
確実な引き取りに関しては、以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。
Q2：こけしは買取してもらえるの？
A：価値のあるこけしは、専門の買取業者を利用することで買い取ってもらえます。
古いこけしや有名作家がつくったこけしは、高価買取が実現しやすいです。そういったこけしの売却を検討している場合は、買取業者の無料査定を利用しましょう。
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まとめ
こけしを処分する前に供養が必要かどうか解説しました。
まとめるとこんな感じです。
- 供養の必要性はあなた次第
- 供養の方法はいくつかある
- 供養以外の処分方法も選択肢にいれてみる
あなたが決めた処分方法こそが最適解です。
選択肢をよくチェックし、じっくりと答えを見つけましょう。
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