お土産でもらったこけしを売りたいのですが、こういった商品は買取が難しいと聞きました。処分したいものがそれなりにあるのですが、どうしたらいいでしょうか？
この記事はこんな疑問を抱えている方が対象。
筆者はこれまでに沢山のこけし買取を利用してきました。
その経験から言うと、お土産こけしは買取される可能性はきわめて低いといえます。理由は大量生産されて安価な商品に該当するので、単純に価値が低いからです。
とはいえ、市場動向やデザインに優れたものなら買取される可能性はあります。
この記事では、そんなお土産こけしの買取についてまとめました。
こけしの売却を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
お土産こけしの特徴
お土産こけしは、日本各地の観光地で見かけるポピュラーな民芸品です。
お土産こけし
お土産として販売されているこけしの数々は、そのほとんどが観光客向けに大量生産された商品です。したがって、伝統的なこけしと比べると個性や独自性に欠けます。
しかし、手軽に購入できる点が魅力。
デザインはシンプルなものから可愛いものまで様々です。
とはいえ、お土産こけしは大量生産された安価な商品。価値は低いので買取を依頼しても断わられる可能性が高いといえます。
お土産こけしの買取相場
お土産こけしの買取相場は、伝統的なこけしや有名作家がつくったこけしに比べると低いです。
仮に買取されたとしても数十～数百円ほどにしかならないと思います。
種類によっては珍しいデザインのお土産こけしもありますが、大量生産された安価なこけしは買取が困難になるケースがほとんどです。
これはこけしの生産で有名な場所で製造されたものでも同様です。
こけしの買取価格が決まる要素
こけしの買取価格が決まる要素は、主に以下のとおりです。
- ①：製造された時期
- ②：作家
- ③：製造された場所
これはこけしの買取業者が共通して注目するポイントになります。
上記のなかで優れた要素があると、買取価格は高くなりやすいです。
ここでは3つの買取価格が決まる要素について解説します。
①：製造された時期
こけしにはいくつか種類がありますが、買取価格が高くなりやすいものは以下の2種類です。
| 伝統こけし | 代々つたえられる特定の形や模様が特徴のこけし |
| 創作こけし | 型にはまらない自由な形が特徴のこけし |
特に高価買取されやすいのは、戦前につくられた希少性がきわめて高い「伝統こけし」です。
戦後につくられたこけしに関しては製造過程が電動化されたこともあり、大量生産が当たり前になりました。その影響もあって、手作りでないものは相応の買取価格になります。
②：作家
有名なこけし作家がつくったこけしは、買取価格が高くなる傾向にあります。
一般的に伝統こけしをつくる職人のことを「工人（こうじん）」。創作こけしをつくる職人のことを「作家」と呼びますが、いずれも知名度が高い人物がつくると高い値がつきます。
有名なこけし工人については、以下のWikipediaを参照してみてください。
③：製造された場所
こけしの買取価格は、製造された場所によっても影響されます。
特に伝統こけしで知られる東北11系統で製造されたものは、高価買取が実現しやすいです。
伝統こけしで有名な地域は以下のとおり。
- 津軽系（青盛 温湯温泉）
- 南部系（岩手 花巻温泉）
- 木地山系（秋田 川連温泉）
- 鳴子系（宮城 鳴子温泉）
- 作並系（宮城 作並温泉）
- 遠刈田系（宮城 遠刈田温泉）
- 弥次郎系（宮城 鎌先温泉）
- 山形系（山形 天童温泉）
- 蔵王高湯系（山形 上山温泉）
- 肘折系（山形 肘折温泉）
- 土湯系（福島 土湯温泉）
引用：こけしの買取
買取業者はこういった製造された場所も査定のポイントにします。
お土産こけしの買取におすすめの方法
お土産こけしは大量生産されたものが多いため、一般的に価値が低い民芸品になります。そのため、買取業者に依頼しても、値段がつかない可能性がきわめて高いです。
しかし、こけしに特化した買取業者に査定を依頼することで、お土産商品でも意外な価値が見出されることもあります。
というのも、こけしの買取につよい専門業者は、その歴史や製作技法、地域性などを総合的に評価し、適切な価格を提示してくれるからです。
もし買取を希望するお土産こけしが複数ある場合は、専門業者の宅配買取をおすすめします。
宅配買取は完全にこちら都合で利用できるほか、査定は無料ですしキャンセル料もかかりません。（ただし、キャンセルに伴う商品の返送料（送料）はかかります）
宅配買取とおすすめの専門業者については、以下の記事でくわしく解説しています。興味がある方はぜひチェックしてみてください。
お土産こけしに関するQ&A
お土産こけしに関するQ&Aについてまとめました。
問題の解決や情報収集にお役立てください。
Q1：こけし買取業者のおすすめを教えて
A：筆者が利用した買取業者のなかでは、COYASHがもっとも満足度が高かったです。
こけしはもちろんですが、日本人形や骨董品の買取においてすべて満足のいく取引ができています。
それに他社で断られたこけしも買取してくれるので、何としてでもこけしを売りたい人にもおすすめです。
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Q2：古いこけしの値段はどれくらいになるの？
A：戦前に作られた古いこけしの値段は、高額になる可能性が非常に高いといえます。なぜならその希少性や保存状態、製作者の知名度も相まって、コレクターやファンが争奪戦を繰り広げるからです。
古いこけしの値段は一般的に数千～数万円の範囲ですが、高額なものになると数百万円で取引されます。
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Q3：民芸品こけしの買取も難しいですか？
A：民芸品としてのこけしも、一般的にはお土産商品と変わりません。
したがって、買取が難しくなるケースがほとんどでしょう。
しかし、特徴的なデザインや人気の地域で生産されたものは、買取市場で評価されることがあります。
まとめ
お土産こけしは大量生産されたものが多く、一般的には価値が低いです。それでも特定の特徴を持つこけしに関しては、買取市場で需要がある可能性も。
したがってこけしの買取を検討する際は、専門の買取業者に査定を依頼することが重要です。
まずは気軽に無料査定を依頼してみましょう。
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