傷つきたくないからという理由で恋愛から逃げてしまうにはあなだけではありません。私も約20年間、傷つくことを恐れて恋愛を避けてきました。
しかし、逃げることでは問題を解決できません。
むしろ後悔や誤解をさらに生み出す可能性があります。
この記事では、傷つきたくないからと恋愛から逃げてしまう原因をはじめ、それをやめるべき理由についてまとめました。克服するための具体的な方法も解説しています。
恋愛で傷つくことを恐れている方、逃げてしまう自分を変えたい方は現状を十分に改善できる可能性があります。ぜひ最後までお読みください。
傷つきたくないからと恋愛で逃げる原因
恋愛で傷つきたくないからと逃げてしまう人には、いくつかの共通した原因があります。
- ①:自信がない
- ②:ネガティブシンキングになっている
- ③:過去に大きな傷を負っている
- ④:完璧主義
- ⑤:共感覚を持っている
これらの心理的要因こそが、恋愛から逃げる行動の根底です。
ここでは、5つの原因について詳しく解説します。
自信がない
自信のなさは恋愛から逃げてしまう大きな原因のひとつです。
自分に価値がないと感じている人は相手から好かれる理由が見つからず、常に不安を抱えています。そのため、相手との関係が深まるにつれて、自分の欠点が相手にバレてしまうのではないかと恐れるようになってしまうのです。
また、自信がないと相手の言動を過剰に気にしてしまい、ちょっとした態度の変化を拒絶のサインだと誤解しやすくなります。その結果、傷つきたくない心理が働いて、相手との関係が深まる前に自ら距離を置いたり、別れを切り出したりしてしまうのです。
このように自信のなさは、恋愛を楽しむ余裕を奪うほか、健全な関係を築く妨げとなってしまいます。
ネガティブシンキングになっている
ネガティブシンキングに陥っている人は、恋愛において常に悪い結果を想像するのが特徴です。
たとえば、デートの約束をしても「当日にドタキャンされるかもしれない」と不安になったり、告白を考えても「絶対に振られるに決まっている」と諦めてしまったりします。
このような思考パターンは、恋愛に対する積極性を奪うだけでなくチャンスを逃す原因です。加えて、傷つきたくないからと相手の些細な言動も否定的に解釈してしまうため、良好な関係を築くのが難しくなります。
ネガティブシンキングは恋愛を始める前から失敗を確信させ、逃げ出す口実を与えてしまいます。結果、恋愛の喜びや成長の機会を逃してしまう可能性が高いです。
過去に大きな傷を負っている
過去の恋愛で大きな傷を負った経験は、その後の恋愛に大きな影響を与えます。
たとえば、突然別れを告げられた経験や浮気をされた経験などがあると、次の恋愛でも同じ事態が起こるのではないかという不安が生まれます。
そのため、新しい恋愛関係を築こうとしても、過去のトラウマが蘇り、傷つきたくないからと相手を信じきれなくなるのです。また、自分が傷つけられた経験から、今度は相手を傷つけてしまうのではないかという恐れが生まれる場合もあります。
これらの不安や恐れこそ、恋愛から逃げる行動につながっています。過去の傷は新しい恋愛を始める勇気を奪い、幸せな関係になるのを邪魔する厄介な存在なのです。
完璧主義
完璧主義の人は恋愛においても高い基準を設定してしまいがちです。自分に対しても相手に対しても、非現実的なほど完璧な状態を求めてしまいます。
たとえば、相手に対して「欠点をもっていないのが当たり前だ」とか「自分は常に魅力的で理想的な恋人でなければならない」といった考えを持ってしまう可能性が高いです。
しかし、現実の恋愛では互いに欠点があり、時には失敗します。完璧主義の人はそのギャップに耐えられず、理想と現実が合わないことを恐れて恋愛から逃げてしまうのです。
また、完璧を求めるあまり、相手の些細な欠点が気になり、関係を深められなくなる場合もあります。完璧主義は恋愛の楽しさや成長の機会を奪う原因といっても過言ではありません。
共感覚を持っている
共感覚を持つ人は他人の感情を敏感に感じ取る能力があります。これは一見すると恋愛に有利に働きそうですが、実際には逆効果になる可能性が高いです。
なぜなら相手の微妙な感情の変化を敏感に感じ取ってしまうため、些細なことでも過剰に反応してしまうからです。たとえば、相手のちょっとした表情の変化を「嫌われた」と誤解したり、相手の悩みを自分のことのように感じてしまったりします。
このような過敏さは恋愛関係にストレスをもたらし、傷つきたくないからと自分を守るために距離を置いてしまう原因です。また、相手の感情を強く感じ取りすぎるあまり、自分の感情がわからなくなってしまうケースも珍しくありません。
共感覚は恋愛において慎重になりすぎる要因のひとつです。
傷つきたくないからと恋愛で逃げるのはやめたほうがいい理由
傷つきたくないからと恋愛で逃げる行為は、一時的には安心感を得られるかもしれません。しかし、長期的に見ると、決してよい選択とはいえないです。
なぜなら、逃げても問題は解決されず、むしろ同じような状況が繰り返し訪れる可能性が高いからです。また、逃げたことを後悔し続けて自己肯定感が低下してしまう恐れもあります。
ここでは、傷つきたくないからと恋愛で逃げるのはやめたほうがいい理由を4つ解説します。
逃げても問題は繰り返しやってくる
恋愛で傷つきたくないからと逃げたとしても、同じような問題は繰り返しやってきます。なぜなら、逃げる行為は問題の根本的な解決にはならないからです。
たとえば、告白する勇気が出ずに逃げてしまっても、次に好きな人ができた時に同じ悩みに直面します。また、相手との些細な行き違いで関係を終わらせてしまった場合、新しい恋愛でも同じような状況に遭遇する可能性が高いです。
逃げる行為は一時的な回避策にすぎず、自分自身の成長や問題解決にはつながりません。むしろ、逃げ続けると恋愛に対する不安や恐れが強くなり、より一層恋愛から遠ざかってしまう可能性があります。
傷つきたくない気持ちはよくわかりますが、問題と向き合う姿勢は大切です。問題を乗り越える経験を積めば、恋愛から逃げる日々から解放される確率が高まっていきます。
逃げたことを後悔し続ける
恋愛から逃げる行為を繰り返していると、その後長い間後悔し続ける可能性があります。「あの時、勇気を出していれば」「もう少し頑張っていれば」といった思いが、心の中でずっと残り続けるのです。
この後悔は自己肯定感を低下させ、次の恋愛にも悪影響を及ぼします。また、逃げた行為で得られなかった経験や成長の機会を思い返し、自分を責め続けてしまう可能性もあるでしょう。
さらに時間が経過しても後悔は薄れにくく、新しい恋愛を始める際の障害となるかもしれません。
逃げずに向き合れば、たとえ結果が思わしくなくても自分の行動に誇りを持てます。後悔せずに次のステップに進むためには、傷つきたくない恐怖を抑え、立ち向かう勇気が大切です。
相手に誤解をあたえる可能性がある
恋愛から逃げる行為は相手に誤解を与える可能性があります。たとえば、突然連絡を絶ってしまうと、相手は「自分に何か問題があったのか」「嫌われてしまったのか」と悩んでしまうかもしれません。
また、理由を説明せずに距離を置くと、相手は自分の行動を反省し、必要以上に自分を責めてしまう可能性もあります。加えて、逃げると相手の気持ちを傷つけてしまい、将来的に良好な関係を築く機会を失ってしまうかもしれません。
突然の別れや距離を置く行為は、相手の立場に立って考えると不安や混乱を招く要因です。傷つきたくない気持ちを抑えつつ、誠実なコミュニケーションを取れば、互いを理解し合えます。
結果、より良い関係を築くチャンスが生まれるのです。
一度切り抜けるとタフになる
恋愛で傷つきたくないという気持ちに恐れずに立ち向かい、一度その状況を切り抜けると精神的にタフになります。たとえば告白して振られる経験をしても、そこから立ち直ることで自信がつくのです。
また、恋人との喧嘩を乗り越えれば、問題を解決する能力が向上します。このような経験を積み重ねると、恋愛に対する不安や恐れは徐々に薄れていくはずです。
さらに困難を乗り越えた経験は次の恋愛でも活かせます。より成熟した関係を築く助けにもなる可能性が高いです。傷つきたくないという気持ちから逃げずに立ち向かえば、恋愛だけでなく人生全般において成長できます。
私の経験から言うと、これは大きな財産です。
勇気を持って一歩踏み出す行為は、自分自身を強くする近道なのだと痛感しています。
傷つきたくないから逃げる恋愛を克服する方法
傷つきたくないから逃げるという心理がはたらく恋愛を克服するには、まず自分の心理状態を理解し、受け入れ、以下の方法を実践するのがおすすめです。
- ①:傷つきたくないという心理を受け入れる
- ②:どうしたいのかを声に出す
- ③:自分を責めない
- ④:自分の想いを積極的にアウトプットする
- ⑤:プロの恋愛鑑定士からアドバイスを受ける
それぞれを実践すれば、恋愛から逃げずに向き合う勇気が生まれ、恋愛ができる生活を送れるようになるでしょう。
ここでは、5つの克服法について詳しく解説します。
傷つきたくないという心理を受け入れる
傷つきたくないという心理を受け入れるのは、恋愛から逃げない第一歩です。傷つきたくないという恐れを認識し、その気持ちを否定せずに受け入れてみましょう。
たとえば「私は傷つくのが怖い」と素直に認めてみてください。この自己認識により、なぜ自分が恋愛から逃げてしまうのかを理解できるようになります。
傷つきたくないという気持ちは、自分を守るための自然な反応です。決して悪い反応ではないと捉える意識も大切といえます。ただし、その気持ちに支配されすぎないよう注意してください。
自分の気持ちを受け入れ、冷静に状況を分析し、適切な行動を取れるようになれば、傷つきたくないから逃げるという行為を克服できるはずです。
どうしたいのかを声に出す
自分がどうしたいのかを声に出すのは、恋愛から逃げる行為を防ぐために最適な方法です。
心の中で考えているだけでは、不安や恐れが増幅してしまう可能性があります。それに対して、自分の気持ちを言葉にして声に出せば、自分の望みを具体的に認識できるようになるはずです。
たとえば「私はこの人ともっと親密になりたい」「告白して自分の気持ちを伝えたい」などと声に出してみましょう。これにより、漠然とした不安が具体的な目標に変わり、行動に移しやすくなります。
また、声に出すと自分の本当の気持ちに気づく可能性も高いです。日々の生活の中で自分の気持ちを声に出す習慣を徹底しましょう。そうすれば自己理解が深まり、恋愛に対する姿勢も前向きになっていくはずです。
自分を責めない
傷つきたくないからという心理がはたらいて逃げる行動を克服するためには、自分を責めないことがきわめて重要です。失敗や挫折を経験した際に「自分はダメな人間だ」「誰からも愛されない」といった否定的な自己評価をしてしまうと、恋愛から逃げる習慣が身につく可能性が高くなります。
代わりに失敗を学びの機会として捉え、自分を励ます姿勢を持ってみましょう。たとえば、告白して断られたとしても「勇気を出して行動できた自分を褒めよう」と前向きに考えてみてください。
また、完璧を求めすぎないのも重要です。誰でも失敗や間違いはあるものだと受け入れ、そこから学び、成長する機会だと捉えましょう。
自分を責めなければ自己肯定感は高まり、次の恋愛に対しても前向きな姿勢で臨めるようになります。
自分の想いを積極的にアウトプットする
自分の想いを積極的にアウトプットすることは、恋愛から逃げない姿勢を身につける上で非常に効果的です。心の中に溜め込んでいた感情や考えを表現すると、相手との理解が深まって良い関係を築きやすくなります。
たとえば、相手に対する感謝の気持ちや好意を素直に伝えてみましょう。悩みや不安がある場合も適切な形で相手に伝えてみてください。
ただし、一方的に感情をぶつけるのではなく、相手の反応を見ながらコミュニケーションを取る姿勢が重要です。日記をつけたり友人に相談したりすると自分の想いを整理できます。
自分の気持ちを表現する習慣をつければ、恋愛に対する不安が軽減され、相手と自然に向き合えるようになるでしょう。
プロの恋愛鑑定士からアドバイスを受ける
傷つきたくないから逃げる恋愛を克服するためには、プロの恋愛鑑定士からアドバイスを受けるのがもっともおすすめです。私はプロの先生からさまざまな気づきとヒントをもらって、約20年の恋愛ブランクと恐怖を克服できました。
専門家の客観的な視点を得ると、自分では気づかなかった問題点や解決策が見えてくる可能性が高いです。たとえば、過去の恋愛トラウマの影響や自己肯定感の低さなど、根本的な原因を特定してもらって、それに対する具体的なアプローチ方法を提案してもらえます。
また、自分の良い面を再認識させてくれたり、相手の気持ちを理解するためのヒントを与えてくれたりする可能性も高いです。HSPの方にはとくにおすすめしたい方法ですし、何よりも効果があると思います。
傷つきたくない+恋愛に関するQ&A
「傷つきたくない」と「恋愛」に関するQ&Aをまとめました。
Q1:傷つきたくないから恋愛しない心理は?
A:傷つきたくないから恋愛しない心理は、精神的な余裕がなかったり、失恋ダメージを負っていたりする場合が多いです。これらを改善するには自分と向き合い、なぜ恋愛したくないのかを把握する必要があります。
Q2:恋愛で傷つきたくない男性の特徴をおしえて
A:恋愛で傷つきたくない男性は、他の男と比較されたくない、勘違いしていると思われたくない、必死そうな姿を見せたくないなどの特徴が見られます。
Q3:傷つきたくないから離れる人の心理は?
A:傷つきたくないから離れる人の心理は、自信がない・別れるのが怖い・失恋のトラウマを抱えているなどが挙げられます。傷つきたくないから離れる行動を繰り返していると、逃げる習慣がつくほか、相手を傷つけたり幸せになれなかったりする可能性が高くなるので注意が必要です。
まとめ
傷つきたくないからと恋愛で逃げる行為は一時的な安心感を得られるかもしれませんが、長期的には出会いを遠ざけてしまう可能性が高いです。
まずは自分の気持ちを受け入れ、声に出し、積極的にアウトプットすることが大切です。また、自分を責めず、失敗を成長の機会として捉える姿勢も持ちましょう。
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