私たちの心の奥底には「傷つきたくない」という潜在意識が存在します。この感情は人間関係や人生の選択に大きな影響を与えることがあります。しかし、この潜在意識に縛られすぎると、自分の本当の望みや可能性を見失ってしまう危険性が高いです。
この記事では筆者の経験をもとに、傷つきたくないという潜在意識との向き合い方をまとめました。
自分の内面と正直に向き合い、その感情を理解すれば、より豊かな人生を送るヒントが見つかりやすくなります。
今日から傷つくリスクを恐れるあまり、自分らしさを見失わないようにしていきましょう。
傷つきたくないという潜在意識
私は傷つきたくないという潜在意識が人並み以上に強かったと自覚しています。この感情は具体的に「否定されたくない」「賛同してほしい」という形で表れる場合が多かったです。
笑ってしまう話ですが、100人いれば100人全員から肯定的な反応を得たいという強い願望があり、日常生活でもそのような反応を引き出せるよう振る舞ってきました。
しかし、このようなマインドで生きていたら疲れるばかりです。どんどんメンタルを消耗して本来の自分を見失い、他人軸を生きるばかり・・・。
疲れているのはわかっていたのですが、大学時代にある重大な出来事が起こり、それ以降は傷つきたくないという潜在意識は強くなっていく一方でした。
私のなかの「傷つきたくない(潜在意識)」が強くなった原因
私の「傷つきたくない」という潜在意識が強くなった原因は、大学時代の大失恋にさかのぼります。
当時の彼氏は優しい部類に入る男性でしたが、「怒らせたら怖い」人でした。そのため、私はつねに怒られないように行動し、良い結果を出そうとしていたわけです。
すべては好きだったからできた行動なのですが、ある日突然別れを切り出され・・・。
それ以降、私は人間不信に陥り、傷つきたくないという潜在意識が膨れあがっていきました。結果、私は大学時代から40歳になるまでの間、恋愛ができずにいました。
傷つきたくない潜在意識との上手な付き合い方
傷つきたくないという潜在意識と上手に付き合うためには、自分の本当の望みを明確にする必要があります。
私の場合は長年にわたって相手の期待に応えようと必死だったため、結果として相手と向き合うことから逃げていたわけです。冷静になって考えればわかるのですが、これは完全に他人軸を生きています。自分軸ではありません。
本当の意味での建設的なアプローチは、相手の反応を気にせず、自分のしたいことを全面に出すことだと思っています。もちろん、これは簡単なことではありません。しかし、実践を重ねていけば徐々に身についていきます。
自分の本音に従えば、潜在意識レベルでの変化が起こって「傷つきたくない」という感情にとらわれすぎないようになります。結果、より自由に行動できるようになるわけです。
気がつけばこの過程で、自己肯定感も高まっていくと思います。
傷つきたくないという潜在意識を変えてくれたもうひとつの存在
私は傷つきたくないという潜在意識を変えるために、心理系・自己啓発系の書籍を120冊以上読み、セミナーに何度も足を運んだ人間です。すぐに改善できたわけではありませんが、インプットされた情報はアウトプットすると同時に実を結んでいきました。
それでも自分ひとりで悩みを解決できたわけではありません。傷つきたくないという潜在意識を変えてくれたのは、プロの鑑定士がしっかりとサポートしてくれたからです。
恋愛カウンセラーや心理カウンセラーなど、専門家のアドバイスを受けると、自分では気づかなかった問題点や解決策が見えてくる場合があります。プロの視点から自分の状況を客観的に分析してもらい、具体的な改善策を確立できるとおもしろいくらいに状況はよくなっていくものです。
傷つきたくないという潜在意識が強固な場合は、躊躇せずにもっとも効果的な方法を選びましょう。そこにプライドは要りません。自分を変えていくことにフォーカスできれば、この先はもっと良くなっていきますよ。
傷つきたくない+潜在意識に関するQ&A
「傷つきたくない」と「潜在意識」に関するQ&Aをまとめました。
Q1:傷つきたくないから期待しないとどうなる?
A:傷つきたくないから期待しないと、人間関係が上手くいかなくなるほか、期待によるメリットを得られなくなります。また、傷つかないために期待をしないで現状を回避しても、結局は傷つく可能性が高いです。
Q2:傷つきたくない心理について知りたいです
A:傷つきたくないのは相手の目が気になったり怒られたくなかったり、または傷つきたくない症候群が原因になっている可能性があります。改善するには本音と向き合い、どうしたいのかを明確しなければなりません。
Q3:傷つきたくないと予防線を張るのはなぜですか?
A:傷つきたくないと予防線を張る心理には、相手からの期待を下げたい・自信がない・素直になれないという感情があります。そんな現状を改善するためには、自分を認め相手を褒める習慣を身につける意識が必要です。
まとめ
傷つきたくないという潜在意識は多くの人が持つ感情です。しかし、これに縛られすぎると、自分らしい生き方を失ってしまう可能性があります。
大切なのはこの潜在意識を認識し、上手に付き合っていくことです。自分の本当の望みを明確にし、それに向かって行動すれば徐々に傷つきたくないという感情から解放されていきます。
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